おおあらせいと

原稿は北伐、描けども終わらぬ戦なり。 時に追われ、身を削り、進まぬ食を底上げ碗で誤魔化して、箸の代わりに筆を持つ。 情熱に殉じ倒れては元も子もないが、性分ゆえに止められない。 なればこそ愚直な志には、知恵という伴侶が必要です。 「10万本の矢を10日で作ってくれないか?」 「3日で用意してご覧に入れましょう(素材で)」 ……大義と小義を混同してはいけません。 何しろ我々が戦ってるのは10万の大軍に匹敵する原稿、その先に待つさらなる白紙原稿なのですから。 ここに私の策(素材)を託します。 共に生き残りましょう。